こんにちは、コアラです。
2021年7月に世界遺産(世界自然遺産)になった西表島へ個人手配で観光してきました。
西表島は90%以上が手つかずの亜熱帯原生林のジャングルの島です。
西表島のトレッキングは基本的にはガイドさんがつかないといけないところばかり。
そんな中で、ガイドさんなしで滝を見に行くトレッキング行くことができる場所があります。
それが、マリユドゥの滝・カンピレーの滝です。
今回は西表島でこの大自然を体感できる、ツアーではなく個人で観光できるジャングルクルーズ&トレッキングについて紹介します。
こんな方に向けて書いています。
・西表島の自然を満喫したい方
・ツアーではなく個人で観光したい方
・西表島が2回目以上の方
・明日西表島観光を計画している方
筆者コアラについて
・元旅行会社勤務
・旅行会社時代は旅行商品造成経験あり
・旅行のプロ目線で観光地をチェック
西表島の個人で行けるトレッキング
1、マリユドゥの滝・カンピレーの滝について
①マリユドゥの滝
西表島を流れる浦内川にある滝で日本の滝100選にも選ばれている滝です。
②カンピレーの滝
西表島を流れる浦内川にある滝でマリユドゥの滝より上流にある滝です。
トレッキングの目的地は、このカンピレーの滝です。
西表島のジャングルクルーズ&トレッキング個人での行き方
1、石垣島→西表島(西表上原港)
利用したのは、八重山観光フェリー。
2021年11月1日〜2022年3月31日までの運行予定はこんな感じ。
8:30 石垣島発→西表上原港行きに乗ります。
料金は往復で4570円でした。(※2022年11月現在5170円。)
具志堅用高の像にいってきますと告げて出発。約50分で西表島へと到着します。
すると船内アナウンスが
「船酔いの心配のある人はお声がけください。昨日も何名かの方が船酔いしました。」
乗組員のスタッフさんが「大丈夫ですか?いりますか?」と酔いそうな人に声かけをしてエチケット袋を配っていました。
台風が接近中ということもあり、波も荒れていて昨日も何人もの人が船酔いをしたそうです。
コアラは声かけられなかったけど、酔いました。
ということで、対処法をご案内します。
対処法
対処法①:酔い止め薬を持っていく
対処法②:外の空気を吸いに行く
対処法③:内関というツボを押す
船酔い対処法①:酔い止め薬を持っていく
普段酔わない人も不安があれば、ぜひ持っていってください。
船酔い対処法②:外の空気を吸いに行く
外に出られるので、外の空気を吸いにいくと気分もリフレッシュできます。
また、船内は独特のにおいがするのでそのニオイが吐き気を催すこともあるので、新鮮な空気を吸いに外に出ましょう。
船酔い対処法③:内関というツボを押す
乗り物酔いに効くとされているツボが内関です。
場所は手首にあり、手から指3本分のところにあります。
(引用:アネロン)
2、ジャングルクルーズ
港に到着後、送迎車またはレンタカーに乗って船乗り場まで移動します。
10〜15分後、浦内川観光の受付にて手続き。
10時出発のマリユドゥの滝・カンピレーの滝コースを選択。
所要時間は約3時間、大人2200円。
9:00 | 定期便 |
---|---|
10:00 | 定期便 <これを選択> |
11:00 | 定期便 |
12:30 ※臨時便 | 大人4名以上で出発 |
13:00 ※臨時便 | 大人4名以上で出発 |
14:00 | 定期便 |
15:30 | 遊覧のみ |
ちなみに6/21〜9/30の緊急事態宣言中はこんな感じで減便していました。
10:00 | 定期便 |
---|---|
11:00 | 定期便 |
12:30 ※臨時便 | 遊覧のみ |
14:00 | 大人3名以上で運行 遊覧のみ |
無料で長靴の貸し出しもありましたが、歩きやすい靴ということで普段のスニーカーで参加しました。
他の参加者の方はサンダルだったり、アクアシューズだったりさまざまでした。
服装
・しっかりとした靴(サンダルでも可だが、足を止められるタイプが良い)
・服装も動きやすい格好(長袖・長ズボンなど肌が出ないほうが良い)
持ち物
・飲み物
・虫除けスプレー
・レインコート(突然の雨に備えて)
船長兼ガイドさんが船を運転しながら、西表島の動植物についてお話をしてくれます。
某夢の国のジャングルクルーズさながら、リアルジャングルクルーズが体験できます。
こちらが、到着地の軍艦岩。
軍艦岩に到着して、帰りのクルーズの時間を聞いて、トレッキングにスタート。
3、トレッキング
現在10:30。戻りのクルーズ船の出発時刻は13:00。
マリユドゥの滝・カンピレーの滝までのトレッキングは片道1時間弱。往復でも2時間かかりません。
なので、2時間半あればゆったりとトレッキンができます。
こちらがトレッキングのスタート地点。
マリユドゥの滝までは約30分。
マリユドゥの滝からカンピレーの滝まで約20分。
このような道を進んでいくと、大小さまざまな滝があります。
違いました。
マリユドゥの滝
(こちらは展望台からの景色)
西表島の民俗でマリユドゥとは「丸い淀み」という意味だと言われています。
先程の標識の右側に進み、階段を下がっていくと行くとマリユドゥの滝に到着します。
滝は2段になっていて落差は20mほど。
過去に転落事故があったために岩場には進めなくなっています。
進入禁止になっているためか、階段が途中で壊れていたまま直されていませんでした。
カンピレーの滝
先程の標識まで戻り、左側のカンピレーの滝の方面へ。
途中もジャングルの中をトレッキングしながら向かうと尻尾がブルーのトカゲやデカイ虫を見かけました。
マリユドゥの滝から20分くらい歩くとカンピレーの滝に到着します。
滝の近くまで行った写真がこちら↓
近くまで行けるので、滝のすぐそばで寝転びながら滝の音を聞いている人や少し離れたところでお茶を飲んだりおやつを食べたりしていました。
そして、一通り満喫して軍艦岩まで戻りました。
戻った時間は12:40頃。
約20分間、鳥のさえずり、風で揺れる木々の音、川のせせらぎ。西表島の自然のパワーを5感全てで感じて過ごしました。
そして、13:00。迎えに来た船に乗ってジャングルクルーズアゲイン。
行きとは違った案内を聞きながら約30分の復路を楽しみます。
4、ウラタ炭鉱
ジャングルクルーズの中で炭鉱の歴史の話がありました。
クルーズ船乗り場から歩いて15分くらいのところにあります。
軍艦岩からのトレッキングよりも舗装されているというか、歩きやすい遊歩道のような道を進んでいくと炭鉱の跡地にぶつかります。
1943年頃まで炭鉱の町がここにあったという。当時は独身寮から夫婦のための寮、大浴場や娯楽施設まで揃っていたようです。
過酷な労働を強いられて命を落とす人も多かったという暗い歴史もガイドさんの話でありました。
植物に侵食されてわかりにくいですが、こちらはトロッコの支柱が3つほどあるのがわかりますか?
まとめ
今回は西表島の個人旅行にスポットを当てて書きました。
石垣島4島周遊などのツアーでは、西表島にいく場合は仲間川に行くことが多いので、仲間川に行ったことのある人やトレッキングもやりたい人は浦内川を選びましょう!
ガイドなしで回れる数少ないトレッキングコースとなっていますので、個人で回ってみたい人や高いツアー代金を払いたくない人にはオススメのコースです。
西表島の大自然を安全にトレッキングできるコースだと思いますので、ぜひ行ってみてください。