こんにちは、コアラです。
今回は日本一修行が厳しいと言われている永平寺での修行(参籠)体験について紹介していきます。
実際に、修行してきた様子を写真や感想付きで紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
こんな人に読んで欲しい
・参籠体験をしてみたい人
・人とは違う体験をしてみたい人
・普通の旅行に飽きてしまっている人
永平寺での修行体験〜日本一厳しい修行を体験できる?!〜
1、永平寺について
福井県吉田郡永平寺町にある曹洞宗の大本山です。道元禅師が1244年に開き、現在も全国から修行僧が集うお寺です。
永平寺の修行は全国のお寺の中でも厳しいと言われています。
修行の体験として、座禅、朝課(朝のおつとめ)、参禅、写経が体験できます。
(コロナウイルスの影響で変更になっている場合あり、詳しくはHPでご確認ください)
2、永平寺の参籠体験について
参籠とは祈祷するためにある一定期間神社や寺院に籠ることを言います。
この参籠体験は1泊2日の行程で、雲水(永平寺での修行僧のこと)と同様の修行体験ができます。
とネットで見たのですが、実際は全国的にも厳しいとされる永平寺の修行は思ったよりゆるかったので、雲水と同じ体験は言い過ぎだと思いました。
その辺りも盛り込んで紹介していきます。
3、実際の体験の様子
参籠体験は1泊2日2食付きで8000円。
16時までに寺に行く必要があります。
寺に着き、受付をすませると。
合掌などの作法と、今日のスケジュールの確認をし、部屋に案内されました。
名前の書かれた部屋を開けると1.2.3…15。
15畳の部屋に布団がぽつんと敷いてありました。
時間までごゆっくりお過ごしくださいということで、部屋の外を少しお散歩しました。
本日の予定
17:30〜薬石(夕食)
18:20〜座禅
19:10〜映画
映画終了後〜入浴
21:00〜開枕(就寝)
というスケジュールが書かれておりました。
隣には注意事項が書かれていました。
「係のものです!」
食事の時間となりました。
①薬石(夕食)
いわゆる精進料理。
五観の偈が、箸袋の裏に書いてあることを知らずに、いただきますしちゃってました。
坐禅しやすい格好(ジャージ)でお待ちください。
いや、坐禅しやすい格好(ジャージ)って、参籠体験は福井にきてから決まったから、持ってきて…るーー!
きっとサッカーしたくなるだろうと、サッカーできる格好とシューズ、ボールを持ってきてした。
②坐禅
次は坐禅の時間です。
畳半畳ほどのとこ座蒲が置いてあり、坐禅の部屋への入り方、坐禅の組み方等、雲水さんが教えてくれます。
坐禅の時間は40分。
この宗派は、目を開けて行う坐禅のスタイルなので、目を開けて坐禅を組みます。
緊張しつつも、少し慣れてきたところで、雲水さんが後ろを歩いていきます。
バチーーン
と叩かれるんじゃないかと緊張。
集中、集中…
すると
雲水「集中が切れてきたり、眠くなってきたら、警策を差し上げますので、ご希望の方は合掌をしてお待ちください」
バチーーン!!
2つ隣の人が叩かれた音がしました。
雲水「前かがみで、首を左に傾けてください。」
バチーーン!!
普通に痛い!いや、痛い!
あ、ありがとうございます。
不思議なもので、邪心は消え去っていきました。
③映画
映画というほどのものではなく、永平寺での雲水さんの修行をまとめた映像でした。
これをみると本物の修行は厳しいものだというのがわかりました。
④入浴
20分以内に出るようにというルールのもとお風呂に入りました。
⑤開枕(就寝)
21時に開枕。
21時半には寝れたのですが、明日が4時起きのプレッシャーからか、2時間おきに目が覚めてしまい、結局ちゃんと寝付けませんでした。
⑥朝課(朝のおつとめ)
4時に起床、4時半から坐禅40分を行いました。
眠さもあり、昨日のような邪念は一切浮かぶことなく40分が終了しました。
そして、朝課と呼ばれる朝のお勤め。
お焼香や読経を極寒の中行われました。
1時間が経ち、終了。
その後、雲水さんが寺内を案内してくれました。
⑦小食(朝食)
⑧寺内見学
⑨下山
9:00に下山をしました。
ここから長い一日が始まりました。
まとめ
以上が永平寺での参籠体験でした。
永平寺の参籠体験でできること
①薬石(夕食)
②坐禅
③映画
④入浴
⑤開枕(就寝)
⑥朝課(朝のおつとめ)
⑦小食(朝食)
⑧寺内見学
⑨下山
永平寺の修行は厳しいと聞いていたけれど、観光客向けというかいい意味でも悪い意味でも「お客様」として扱われました。
例えば、レベル別とかにして「雲水と同レベルの修行が受けられる」などのコースもあったら面白いのではないかなと、元旅行会社の目線が入ってしまいました。
いずれにしても、なかなかできない体験となりますので、ぜひ興味のある方は永平寺のHPをご確認ください。
※コロナウイルスの影響で中止していることがあります。